気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 「カオスの淵」をご存知だろうか? カオス理論において、様々な均衡点のうちどの均衡点に落ち着くかを分岐する境界のことを「カオスの淵」という。今年1月13日付け日経新聞によれば、世界の時価総額上位500社のうち、中国企業が44社を占め、日本企業の数を超えた。いよいよ日本企業は成長率だけでなく絶対額でも中国に追いつかれる時代になった。長年停滞した日本企業が再び成長するか、更に沈むか、まさに「カオスの淵」にいる。 サブプライムによる世界的な株式市場の低迷を考えると、キャッシュの豊富な日本企業にとって、今が海外企業買収によりグローバルでのポジションを維持・拡大できる最後のチャンスだろう。 海外企業の買収を検討し、すでにリストアップを終えている日本企業は