先進的だったロケフリの“前身”「エアボード」 ソニーのロケーションフリー(通称ロケフリ)は、「エアボード」という名称で2000年に発売された製品がベースになっている。エアボードは当時の実売価格が約13万円と高価で、大ヒット商品には至らなかった。だがベースステーションと呼ばれる本体と、タッチパネル付き10.4型液晶パネルを無線LANで接続できるこの製品は、 (1) 1台でテレビとインターネットが楽しめる (2) 液晶モニターを持ち歩くことで,家の中のどこからでも情報にアクセスできる (3) タッチパネル方式による家電感覚の操作性 −−などが一部のマニアや業界関係者の注目を集めた。 エアボードの技術は当時としては相当に先進的で、たとえばベースステーションと液晶モニターを結ぶ無線通信部分は、IEEE802.11b準拠のPCF(Point Coodination Function、集中制御によ