多くの人が信じていること、人口の増加しないとGDP成長しない、というのは正しくない 高度経済成長は日本の輸出が増えたことによってもたらされたものではない。高度経済成長期に純輸出の経済成長貢献は、ほぼゼロ 高度経済成長は、労働力人口が増えたことでもたらされたものでもない 高度経済成長 は、農村から都市への人口移動、その結果生じた世帯数の増加、そして生まれた旺盛な国内消費によるものである 平均寿命が伸びていく社会。これが良い社会ではないか。一人当たりの所得が伸びれば平均寿命も伸びる 過去経済学者は人口について多くの議論をしてきた。ヴイクセルによる、最適な人口の議論。“最適な人口とは、それ以上に人口が増えると平均的な福祉の水準が、もはや上がるのではなく、逆に下がってしまうような人口の水準” それに対してミュルダールは、“国全体で人口が減少していくと、全体の人々の生活水準に対しては絶対的な悪影響を