どこの本屋に行っても、『Comic 新現実 Vol.4』が置かれているのを見たことがない。なんだよ、せっかく大塚英志が中塚圭骸(香山リカの実弟)と、2ちゃんねらーについて話してるのにさ。 大塚英志は前号の対談で、森川嘉一郎が「オタク」という表記を軽率に使っていることを厳しく批判した。平仮名で表記される古くからの「おたく」にこだわる大塚は、岡田斗司夫や村上隆や森川嘉一郎の「オタク」観、つまり一般人や海外メディア向けにソフィティケイトされ、宮崎勤的なものから目をそらすポップなカタカナ表記の「オタク」には、真っ向から反発している。さらに今回の対談の中では、最近のネットで右翼化している連中を「ヲタク」と呼び、「おたく」「オタク」「ヲタク」の3種類を便宜的に使い分けている。 ……まあ、部外者には本当にどうでもいい内ゲバなのだが。「おたくの定義で何時間も話せるのがおたく」と言われるくらいだからね(笑)