まだあまり知る人は多くはないであろう本作のアーティストnotuv。 今アルバムのコンセプトは「水」、多くの方が取り上げたことのある”よくあるコンセプト”の一つだと思われる。大概は安直に録音された”流れる水の音”、”雫の落ちる音”などを楽曲に組み込んだりするものだが、よく聴いて欲しい。 トラック3 tumblingdown以外その様な直球な音色は使用されていない。更に良く聴いて欲しい。 各トラックに散りばめられた「水を彷彿させるシンセサイズされた音色」「リバーブにより再現されたしっとりした質感や水滴の広がり」「絶妙な強弱から生まれる躍動感溢れるリズム」そんな音達に気付かれると思います。 「コンセプトを周到した素晴らしい作品」なんて”きな臭い”表現はしたくは無いですが、こういったビートミュージックにおいて、音のパーツに対し繊細かつ力強く生命力を感じさせる表現をおこなえるアーティストは、極々少数