映画「男はつらいよ」に寅さんの妹役さくらで出演していた倍賞千恵子さんがかつてインタビューに答えて、「一作目の台本を読んだとき、ああ、こういう人たちに会いたかったと感じさせるような懐かしいひとがいっぱい出る映画なんだなと思ったことをいまでも覚えています」とおっしゃっていました。 人と人の関係が濃厚で、それぞれに役割と居場所があって、義理人情があくまでもどこまでも自然に、しかも濃やかに描かれ、日本の美しい風景がたくさん紹介される玉手箱のような映画「男はつらいよ」のふるさと、葛飾柴又。 寅さん得意の啖呵売 「いいかい、天に軌道がある如く、人それぞれに運命というものを持っております。この世に生を受けた男と女、みんなその眼に見えない糸で結ばれています。たとえ、どんなに愛し合っている男と女でも、この糸がつながっていない限り、決して結ばれることがない、そこに人間の悲劇がある」。 恋の喜び、寂しさ、辛さを
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