初回から7回にわたってSELECT文の利用法を取り上げてきましたが、それも今回でとうとう最後となります。今回取り上げるのは、SQL文の中にSELECT句を入れ子にして埋め込む「サブクエリ」です。 サブクエリとは サブクエリは「副問い合わせ」とも呼ばれ、SQL文の中にSELECT文を埋め込み、抽出条件として利用することを可能としています。これまで、テーブルからデータを抽出するためにWHERE句による絞り込みやJOIN句による結合を利用してきましたが、サブクエリはその応用といえる存在です。 では、次のような例を見てみましょう。