音楽著作権関係の話題は尽きることなく議論されているが、7月28日に行われた音楽関係7団体による会見の席上、団体側の主張を聞きながら考えていたことがある。 主張された内容は記事を参考して欲しいが、要約すると「音楽を野放図にコピーされては作曲者や演奏家は潤うことなく、創造のサイクルは守られない。複製を全否定するわけではないが、複製に見合う対価が得られない状況には賛同できない」ということだ。 確かに、コピーがはびこってしまえば正規の料金を支払って音楽を入手する人は減ってしまい、結果として音楽産業が衰退の方向に向かってしまう。ただ、7月28日に行われた著作権文化審議会 法制問題小委員会の席上で先日の会見にも出席した団体関係者から「ガチガチのコピー禁止はどうかと思う」という発言があったように、完全なコピー禁止も音楽に触れる機会を減らし、音楽産業の衰退を招きかねない。 「権利者の利益保護とユーザー利益
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