炎天下、ビッグイシューを販売する井手満男さん=大阪市北区創刊10年を迎えるビッグイシュー日本版。著名人らが登場し、若者の住宅問題などを特集してきた 【後藤泰良】自立を目指してホームレスらが販売する雑誌「ビッグイシュー日本版」が9月で創刊10周年を迎える。大阪を拠点にスタート。今では15都道府県で約150人が売る。163人の自立につながったといい、販売員らは「生きる意味をもらった」と話す。 ◇ 「ビッグイシュー最新号です」。大阪・梅田の街頭で、井手満男さん(38)が道行く人に笑顔で呼びかけていた。販売を始めてちょうど1年。先月、家賃2万円の部屋に住み始めることができた。 続きを読む関連リンク自閉症の僕、つづる心の内 詩人・作家 東田直樹さん(7/23)(路上からの挑戦:中)40歳・雑誌売り、はい上がる(1/18)「ビッグイシュー」にデジタル版 雑誌の販売員も紹介(12/9/10