●定義的自然主義: 何らかの事実により「善い」ということが定義できる。(スペンサー:善いとは進化状態が発展したことである。ミル:善いとは功利の増大である) ●ヒュームの法則 「である」から「べきである」は導き出せない。 ●サールの反論 言語についての事実、社会的約束事についての事実、約束を打ち消すようなことはないという条件 から「べき」という命題が導き出せる。 再反論 導き出せるのは「べきであることとなっている」のみ ●ヒュームの法則の使い方 「である」から「べきである」命題が導き出されるとき、隠れた「べきである」命題が前提にある 暗黙の前提:言葉の意味についての前提だと解釈 前提1:XであるならばYである 前提2:「Yである」という言葉の意味には「Zすべきである」という意味が隠されている 結論:XであるならばZすべきである。 ●ムーアの自然主義的誤謬: 「善い」という定義できない言葉を定