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  • 中二病、あるいは厨をめぐる用語史抄その2

    前々エントリー「流行り言葉の栄枯盛衰:ギャルとフェチ」および、 前エントリー「中二病、あるいは厨をめぐる用語史抄その1」を承けて続く: 中二病とは別に発達していた「厨房」 さて、前エントリーに述べたような経過を辿って、伊集院の「中二病」は徐々に意味を狭め「自虐の詩」すなわち自嘲の反省から、ひとの未熟をくさす罵倒表現へ、さらには「厨二病」とか「厨っぽい」といった形を得て「重篤症例の邪気眼妄想を指す用法」へと片極化を遂げてきたことが確認された。 しかしここに、とりわけウェブ上のジャーゴンとして「別のルート」を辿って成立してきた「厨房」という言葉がある。「厨二病」は、この「厨房」と付かず離れず隠微に交叉して、その意味に振幅を刻んでいる。では「厨房」とは何の謂か。 意図的誤変換「厨房」 「厨房」は、要するに「中二」に対応する「厨二」と同様に、「中坊」に対応する用字バリエーションに過ぎなかった。掲示

    中二病、あるいは厨をめぐる用語史抄その2
    dlit
    dlit 2013/12/27
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