この靴を販売することによって、一人でも命を救うことができればそれでいい。 国内の認知症の人が300万人を超えた現在、早急な対策が求められているのが、徘徊による行方不明の防止です。昼でも夜でも、いつどこへ行ってしまうかわからない…。認知症の人の介護は、ご家族の方の負担も大きいです。 私たちは介護事業を営んでおり、日々そういった方々と身近に接しています。どうすればよいのか?認知症で徘徊しても行方不明にならないよう、みんなで見守る地域作りも大切ですが、なかなか十分とはなりません。 一人でも命を救うことができれば…。そんな思いで、GPS端末付きの靴「どこでもシューズ」を開発しました。ペンダントや時計などのGPS端末は、認知症の人はすぐに外してしまいますので役に立ちません。けれど、ほとんどの場合、徘徊でも靴だけは履いていかれます。そして、この靴なら、「自宅から50m離れたらスマホにメール通知」といっ