4歳上の兄(元子役で現在は映画プロデューサーの坂上也寸志[注釈 2])が劇団に入っていたところ、九州から上京した父方の祖母が亡くなったときに忍が閉じこもりがちになったため[5][6]、劇団で友達を作らせた方がいいとの教育方針で[7]、2歳8か月で[8]劇団若草(たまたま家から歩いて5分の所にあった[9])に所属した。テレビドラマの子役としてデビュー。石井ふく子プロデュース作品などで頭角を現し、当時世間では『天才子役』と評されていた。 しかし家庭面では、競艇狂いの父親の勝也(坂上精一郎名義の小説『歳月のかたみ』を代表作とする作家、2012年没)が出版社経営に失敗しての倒産、ギャンブル癖もあり借金を抱える。杉並区立桃井第三小学校[4]の高学年時から杉並区立荻窪中学校時代にかけて暴力団が自宅まで借金の取立てに押しかける環境で育つ[10]。15歳の時に両親が離婚。母親に引き取られるも、母親が父親の