マグニチュード9.0という記録的地震に加え、高さ10メートル以上の津波も発生した、東日本大震災。 建造物のみならず、各種インフラが寸断し、東北地方に大きな被害をもたらしました。 コミュニケーション手段として、いまや欠かせない存在となったインターネットも、震災の被害を受けたインフラの1つ。その復興の裏には、知られざるストーリーがありました。 あの日、インターネットに何が起きたか 震災発生直後、インターネットはどのような状態になっていたのでしょうか。国内最大級のインターネットインフラを保有する電気通信事業者、インターネットイニシアティブ(IIJ)のネットワークインフラ技術者である、サービス基盤本部の小林努(こばやし・つとむ)さんと淺野善男(あさの・よしお)さんに話を伺いました。