北海道から九州にかけて8種類のヘビが生息しているが、毒蛇はマムシとヤマカガシ(北海道には生息しない)のみである。しかし、実際にヘビをほとんど見たことがなければ、この2種類を判別することさえ難しく、また、草むらなどで咬まれた時や夜間の咬傷ではヘビを確認できないことも多い。 このような時は牙痕や症状から判別しなければならないが、まれに腫脹がわずかであるにもかかわらず、受傷後短時間で出血傾向の見られる重症マムシ咬症があり、これがヤマカガシ咬症と間違われることがある。このような重症マムシ咬症は、その転帰がはやく、早急に適切な処置を行わなければ、死に至る危険性がある。 受傷直後ではあまり腫れも進行していないため重症化するかどうかの判断はできない。わずかでも症状がみられれば、必ず経過観察を行い、進行するようであれば入院により経過観察を行う。受傷後短時間で診断して、簡単な処置をして帰宅させたケースで、そ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く