福沢諭吉の『学問のすゝめ』には、「天の道理に基づき人の情を大事にし、他人に迷惑をかけずに、わが身の自由を守る」といったことが書かれています。天の道理とは「水は高いところから低いところに流れる」といった、人の力では動かしようのないこと。そういう意味で考えると、経済学の基本も、揺るぎないものです。複式簿記なども中世時代から600年近く使われている、人生にとって大事なツール。だから、経済やお金の知識というのは、幸せな人生を送るために身に付けるべき一生モノの知識といえるでしょう。 ただ、そうした知識を積極的に身に付けないまま、キャリアを積んでいるビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。「40代だけど決算書が読めない」という営業部長もいるかもしれませんし、「数字を分析するのが苦手」というマーケティング職の人もいるかもしれません。でも、決算書を読み解くことができれば会社のことを深く理解でき、組織の
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