iPhoneアプリ「Wine-Link」 ビールの地場問屋として1915年に創業したモトックスは、1992年にワインの輸入を本格的に手がけ始めた。地元酒販店を相手にする問屋から、世界の味を日本に紹介するインポーターへと第2の創業ともいえる転換を経た同社は、企業としては老舗だが、国内のインポーターとしては新興の「古くて新しい」会社だ。 「ワインは特別なときに飲むもの」という印象が強い日本で、新たなインポーターとして活動するモトックスが常に抱えていた問題が、「ワインの特性や背景、生産者の想いをいかに消費者に届けるか」ということだった。その解決策として同社がリリースしたのが、iPhoneアプリ「Wine-Link」(無料)だ。 モトックス マーケティング部 シニアチーフ 音無能紀氏 「生産者と消費者の間には多くの業者が入ります。消費者にとって生産者は遠く、どのように作られたワインなのか、なかなか