2017年のNHK大河ドラマが、戦国時代に男性の名で城主となった女性・井伊直虎の生涯を描く「おんな城主 直虎」に決まった。俳優の柴咲コウさん(34)が主演。脚本は朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」などを手がけた森下佳子さんが担当する。NHKが25日、発表した。 NHKによると、直虎は徳川家康を支えた重臣・井伊直政の養母。若くして出家したが、井伊家の当主が相次いで亡くなったため、男性名で還俗。遠江(とおとうみ)(現在の静岡県西部)の城主として、群雄割拠する戦国の乱世に立ち向かった人物という。 直虎に関する詳細な記録は残っていないというが、柴咲さんは記者会見で「男性社会の中で負けない精神の強さがある。史実に残っていない願望も含めて、壮大に作り上げることができると思う」と話した。 「おんな城主 直虎」は56作目の大河ドラマ。(滝沢卓)