NBAワシントン・ウィザーズに所属する八村塁が、個人的な理由による約5ヵ月の休養を経て戻ってきた。だがこの間、彼がどこで何をしていたのかを知る人物は少ない。日本ではアスリートが声を上げるのが難しいとされるが──。 八村塁が復帰した夜、しばらくチームを離れていたことについて、彼はほとんど何も語らなかった。 10年以上続いたバスケットボールのキャリアからようやく解放され、気分はいいという。彼は休養について、「自分のハイライトを見て、どれだけバスケットボールが好きかを再確認した」と話すにとどまった。 八村はもともと口数が多いタイプではない。常にプライベートな存在であり、5ヵ月の休養は、彼を取り巻く「沈黙」によって守られていた。チームからの端的な近況報告を除けば、八村も彼の代理人もほとんど言葉を発しなかった。彼の居場所や状況についてのリークもほとんどされなかった。これはNBAでは事実上、前代未聞と
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