食うか食われるかの生存競争をしている野生動物とは違い、植物は争いとは無縁に見えますが、実際には植物も害虫などの捕食者を相手に日夜戦いを繰り広げています。そんな植物が生き残るために使っているさまざまな戦略を、イギリス・ヨーク大学のポスドク研究員であるマイク・ニューランド氏が、人間の兵器に例えて解説しました。 The Biological Warfare of Plants http://nautil.us/issue/90/something-green/when-plants-go-to-war-rp ニューランド氏によると、植物は受動的な犠牲者であるどころか、進化の過程で非常に過激な防御手段をいくつも身に付けているとのこと。そこでニューランド氏は、植物が持つ戦略や化学物質の中から、人間の戦争で使われる兵器や戦法にも通じるところがあるものを5つピックアップしました。 ◆1:早期警戒システム
![植物が仁義なき生存競争に投入している秘密兵器5選](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/245597175616e876f2b45686b0c29b3282fa6bd8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2020%2F10%2F17%2Fplants-biological-war%2F00.jpg)