21日、神戸市中心部で市営バスが歩行者を次々にはね、2人が死亡、6人がけがをした事故で、ブレーキなどに不具合が見つかっていないことが、捜査関係者への取材で分かりました。警察は逮捕した運転手の操作に問題がなかったか調べています。 警察によりますと、過失運転致死の疑いで逮捕された運転手の大野二巳雄容疑者(64)は、調べに対し「ブレーキを踏みながら発進準備をしていたら、急発進した」と供述しているということです。 一方、警察のこれまでの調べで、バスが現場の5メートルほど手前のバス停で乗客を降ろしたあと、赤信号を止まらずに遅い速度で進入する様子が、ドライブレコーダーに記録されていたということです。 また、捜査関係者によりますと、バスのブレーキやアクセルなどは正常に作動していて、不具合が見つかっていないということです。 現場には目立ったブレーキの跡も残っていないということで、警察は運転操作に問題がなか