新興住宅街の「道路族」～袋小路で騒ぐ親子、トラブル解決の糸口は？～：時事ドットコム「みんな我慢している」 公園内の遊戯施設で遊ぶ子どもたち（本文とは関係ありません）＝2015年11月３日、茨城県内【EPA＝時事】 子育て世帯のＭさん夫婦は２００９年、京都市内の分譲住宅を購入した。袋小路の道路を囲んで建つ１２軒のうちの１軒で、購入者には同じ子育て世帯が多いことから、「近所の子どもの道路遊びがあるだろうということは予想していた」。 以前、保育所の近くに住んでいたＭさん夫婦は、子どもの遊び声には比較的、寛容だった。しかし袋小路に響き渡る遊具の音や、午後９時までバーベキューで騒ぐ声は限度を超えていた。中学受験を控えた長男が自宅で勉強できないほどだったという。 そこで近隣住民らに、時間を決めて遊ぶことなどを提案したが、一切聞き入れられなかった。「みんなが我慢しているから、あなたも我慢しろという感じ。多数決の原理で、違う意見を言ったというだけで異常な人扱いだった」。以降、脅迫文を送
