今日の「しんぶん赤旗」電子版に「陸自、銃携え街行進/『創設100周年記念』帝国陸軍を継承」と題する記事があって目にとまった。三重県津市にある陸上自衛隊久居駐屯地の「駐屯地創設100周年記念行事」の一環として、昨日(4月26日)駐屯部隊のパレードが行われたという。 自衛隊の前身の前身である警察予備隊が占領軍の命令で創設されたのが1950年だから、今年は58周年のはずなのに、なぜ100周年?と思ったら、旧帝国陸軍の久居駐屯地の開設が1908年で、それから起算して100年だというからふざけた話だ。 言うまでもないが、帝国陸軍と自衛隊はその設置の法的根拠は全く異なる。しかも敗戦による旧軍解体後、駐屯地は数年間とはいえ大蔵省が管轄し、制度上は断絶している。それを連続して100周年と称するのは厚顔無恥にもほどがある。 今まではどうだったのか簡単に調べてみると、久居駐屯地の開設記念行事は毎年行われている
監視強化や歯止めのかからない厳罰化に警鐘を鳴らしていると、中には頓珍漢なことを言ってくる人も出てくるわけです。典型的なのは「自分は悪いことをしていないから無関係、厳罰化を不安視する人は後ろめたいところがあるのではないか」などと宣うタイプですね。様々な点で「分かってない」発言ではありますが、どうしたものでしょうか。 何が悪いか、何が罰するに値するか、それを決めるのは他人です。自分が「悪いことをしていない」と思っていても、他人がそう判断するかどうかは別問題です。社会の変化によって、今までは「悪」とされていなかったことが「悪」にされたり、逆に従来「悪」とされていたことが許容されるようになったりするもので、自分は変わっていなくとも社会の変化によって罪に問われることもあります。 例えば「働かない」ということがそうです。かつては罪でなかったことが、徐々に非難の対象へと移り変わってきました。まだ「働かな
防衛省の田母神俊雄航空幕僚長は18日の定例会見で、航空自衛隊のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決が現地で活動する隊員に与える影響を問われ、「純真な隊員には心を傷つけられた人もいるかもしれないが、私が心境を代弁すれば大多数は『そんなの関係ねえ』という状況だ」と発言した。 今回の判決は直接派遣を中止させるものでは確かにないけど、しかし仮にも司法の下した憲法判断を自衛隊が「関係ねえ」などと軽んじて許されるわけはありません。「士気に影響はない」と言いたいだけならもっとマトモな言い方があるだろうに、こんな言葉が出てくるのは根底に法治主義そのものを軽んじる体質があるんだろうと思わざるを得ないですね。佐藤正久議員の「駆け付け警護」発言と軌を一にしている感じがします。まったく、愚かな発言です。 ま、まず追求されるでしょうね。次にお前が言うセリフは「誤解を与える表現だったかもしれないが、真意が伝わらず
民主党の小沢代表の会見でこういう話が出てましたね。 1、国際平和協力に関する自衛隊の海外派遣は、国連安保理もしくは国連総会の決議によって設立あるいは認められた、国連の活動に参加することに限る。したがって、特定の国の軍事作戦については、我が国は支援活動をしない。 なぜ国際貢献というときに自衛隊をどうするという話にばかりなるのか、それが自分には大変不満です。僕は基本的に、普段から平和維持・平和構築のためにできることに全力を注ぐようなこともせずに、いざ武力行使がはじまるとなってから片棒を担ぐかどうか議論するような状況では、自衛隊の海外派遣にはまったく説得力を感じません。自衛隊を出すとか出さないとかで悩む前に、普段の行ないとして、もっとやっておかなきゃいけないことがあるでしょう、といつも思います。また、この話のように国連中心という派遣のルールを決めたところで、武力行使という状況に至る前の予防的活動
佐藤議員の発言にあった「あえて巻き込まれる形での駆けつけ警護」という考えは、やはりどうしても認めることはできないと思います。僕はあえて「盧溝橋」とか「関東軍」とかと比べるつもりはありませんが(連想する人がいるのは当然だと思いますが)、集団的自衛権が容認されぬまま派遣された以上、どれほどそれが「普通に考えて」当然の行動と思えても、自国の民意をないがしろにするような「覚悟」をしてもらっては困るのです。 そりゃあ目の前で味方が攻撃されたら助けたくなるでしょう。それが人情ってもんです。でも人情だけで間違いが起きないんだったら、法律なんて何のためにあるんですか?実力集団が間違いを犯せば、その帰結は極めて重大なものになります。自衛隊の活動が正当なものであるためには、どこまでも原則に忠実であることが必要なはずです。その原則とは、民主主義であり、文民統制です。海外での武力による「国際貢献」に積極的な立場を
via: 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊) 国民を騙すつもりだった?佐藤正久は議員として不適切、直ちに辞任せよ! 「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員) 佐藤氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったといいます。 言い方を変えれば、自衛隊が批判されるくらいなら、何でもいいから適当な口実を作って戦闘に与したほうがよい、ということでしょう。 この話、「仲間を助けに行くのがそんなに悪いことなのか?」と思われる向きもあるでしょう。しかしそれは、問題の設定が違うのではないでしょうか。 そもそもサマワは「非戦闘地域」ということで派遣
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