原子力安全・保安院と東京電力の海外メディア向けの合同記者会見で、4月25日分の会見でついに出席する記者がゼロになった。どうせ本当のことは何も言わない会見に愛想を尽かした海外メディア。それでも保安院と東電側は無人の記者席に向かって説明するという空虚な会見は、一応は行われた。 これまでにも説明側10人、記者1人ということもあったようだが、25日はついに記者の出席者はなし。海外のメディアにもおいても、福島第一原子力発電所の事故への関心はひじょうに高いはずだが、『大本営』の会見に出席しない。この意味するところは、出席しても意味がないからだ。 日本の大手メディアは、一社だけ載らない「特落ち」 を極度に嫌うため、上司からは「一応、出席しといて」となる。だが、最近は記者の質が低下していると言われる駐日本の海外メディアの記者も、出席の意味がないことをわかっているのだ。 中部大学教授の武田邦彦氏は自身のブロ