【東海大相模―明豊】9回裏東海大相模1死満塁。小島が遊撃強襲のサヨナラ打を放つ=甲子園(立石 祐志写す) 高校野球の第93回選抜大会は1日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、神奈川の東海大相模は明豊(大分)に3─2でサヨナラ勝ちし、10年ぶり3度目の頂点に立った。東海の甲子園大会制覇は春夏通算5度目で、横浜(春3度、夏2度)の県勢最多に並んだ。 東海は2─2の九回1死満塁で小島大河(3年)が遊撃手を強襲する安打を放ち、劇的な勝利を収めた。準決勝で2試合連続完封のエース石田隼都(同)は六回2死一、二塁の窮地から登板。この回を無失点で切り抜けると、以降も明豊打線を封じた。石田は今大会、29回1/3を投げて1点も失うことなくチームを優勝に導いた。 新型コロナウイルス禍で昨年の選抜大会は中止となり、2年ぶりの開催。観客数を制限するなど感染防止対策が徹底される中で3月19日に開幕し、32校が熱