ActionScriptに限らず,プログラミングで関数を使用する際に知っておくと便利な仕組みが「引数」と「戻り値」です。引数と戻り値を組み合わせることで,関数で処理する内容をコントロールできるようになります。 引数と戻り値を使ってインスタンスを表示 図1のムービーは,引数を使って渡した情報を元に計算を行い,戻り値として計算の結果を返す関数を利用したムービーです。 図1:引数と戻り値を利用したムービー(クリックするとムービーを表示します) 二つの仕組みを利用すると,関数で実行できる処理の幅を広げたり,余分な変数の使用を減少させたりと,関数をより便利に使用できるようになります。 引数の仕組み まずは「引数」の仕組みをご紹介します。「引数」とは,関数を実行するにあたり,「この情報を元に処理を行ってください」と,必要な情報(パラメータ)を関数に渡すための仕組みです(*1)。 例えば,「画面上に配置