離婚による芸能界復帰後は代表作にも恵まれず、今や中堅女優に甘んじてしまっている感がある内田有紀。パッとしない現状に歯がゆさを感じるのは、筆者が「アイドル時代の輝き」を知っている世代だからだろうか? スーパーアイドルであった彼女の、女優デビューから歌手デビューまでの濃密な2年間を振り返りたい。 【ドラマデビューはキムタクと共に】 内田有紀のデビュー作は、92年の一色紗英主演のフジテレビ系ドラマ『その時、ハートは盗まれた』。凛として大人びた女子高生の姿ははまり役で、まさにタイトル通りに視聴者のハートは盗まれたのだった。このドラマは木村拓哉の連ドラ本格デビュー作品でもあり話題性も十分。内田有紀は最高のスタートを切ったといえるだろう。 この後、怒涛のフジテレビドラマ出演ラッシュが続き、一気にスターダムへと駆け上がって行く。 フジテレビドラマの歴代最高視聴率37.8%を記録した『ひとつ屋根の下』や、