ハマケン率いる在日ファンクがいよいよメジャーに進出する。インストゥルメンタルバンドSAKEROCKのトロンボーン奏者であり、近年は俳優としても活躍の場を広げるハマケンこと浜野謙太がリーダーを務めるこのバンドは、ジェイムス・ブラウンのスタイルを受け継いだパフォーマンス、そして時事ネタなどを織り交ぜたシャレの効いた歌詞がウケまくり、今や大型フェスにも引っ張りだこ状態。彼らの活動を追ってきた方からすれば、まさに機が熟したうえでのメジャーデビューといった感じだろう。一方で当の本人たちに満ち足りた様子はなく、ニューアルバム『笑うな』でも彼らの反復するファンクネスはさらに研ぎ澄まされている。在日ファンクがお茶の間を賑わせる日もいよいよ近い。そんな期待が大いに膨らむ痛快なメジャーデビュー作だ。 さて、今回はそのアルバム『笑うな』のリリースを記念して、意外とありそうでなかった組み合わせの対談が実現した。1