継手」とは 木材同士をつなぐ場合、同一方向の木材をつなぐ部分を「継手」(つぎて)、90度というのが典型ですが異なる方向の木材をつなぐ部分を「仕口」(正式にはしぐち、俗にはしくち)と、呼んでいます。 このうち「仕口」については、現在に一般住宅でも、場所や材料の寸法に応じてさまざまなタイプのものが使われています。 これに対し、「継手」の方は、旧い社寺やお城などには、極端な場合は「まだ、中でどうつながっているのかがわかっていない」ような、複雑怪奇なものもありますが、一般の住宅に使われるタイプは比較的限られていていますので、まず、それらをご紹介することにします。 末口と元口 樹木から材木を切り出す時に樹木の上の方を末口、下の方を元口と言います。 ●送り継ぎ:末口・元口+末口・元口 一般的な継ぎ手方法。柱の場合は元口が下。 ●行合い継ぎ(出合い継ぎ):元口・末口+末口・元口 投掛け梁等組む場合に用い