大豆を刈り取り、併走する軽トラックに自動排出する無人ロボット・コンバイン=つくば市観音台の中央農業総合研究センター 中央農業総合研究センターの研究グループは豆や麦、ソバを刈り取りながら脱穀し、並走するトラックに自動排出する無人ロボットコンバインを開発しつくば市観音台の同センター内の農場で25日、関係者に初公開した。脱穀後に自動排出するアームのノズルを備えた無人ロボットコンバインは世界で初めて。高齢化と人口減少の進む国内農業の切り札として大きく寄与することが期待されている。 コンバインは衛星利用測位システム(GPS)で動き、人間が運転した場合と同じ作業量を同じ時間内でこなせる。アームはスマートフォンを通し操作可能。無人農作業ロボットの安全基準策定や価格面の課題をクリアすれば、5年内にも市場に出る見込みという。 開発を担当した斎藤正博主任研究員(39)は「農業用ロボットの技術は世界と競争してい