ドイツ本国では2009年5月、日本では同年10月31日に発売された5代目ポロ。真っ先に導入されたのは、1.4リッター自然吸気エンジン(85ps、13.5kgm)の「1.4 コンフォートライン」だったが、今回試乗したのは2010年6月4日に追加発売された“TSI モデル”だ。 その1.2リッター直噴ターボ(105ps、17.8kgm)はフォルクスワーゲンが得意とするダウンサイジングコンセプトの、最新かつ最小排気量となるユニット。1.8リッターエンジンに相当する動力性能を確保しながら、10・15モード燃費でVW車で過去最高となる20.0km/Lを達成した、同社言うところの「究極のTSIエンジン」だ。結果としてポロのTSIモデルは、同じエンジンを搭載する「ゴルフ TSI トレンドライン」(17.0km/L)などと共に、輸入車のコンパクトカーとしては数少ない、エコカー減税75%対象車(自動車取得税