以前、このコラムで、企業がNPO主催のイベントへ協賛する際に留意するべき3つのポイントについて紹介した。その中で、イベントはNPOにとって企業以上にステークホルダー(利害関係者)との接点を構築するために重要である一方、企業として協賛する価値をしっかり見極めなければならないという主旨の指摘をした。 このコラムに対する反響は思いのほか多く、中でもNPOに携わる方々から、逆に、企業がNPOに連携を持ちかける際の問題点についてもいくつかコメントを頂戴した。 今回のコラムでは特に、企業の社員がNPOでボランティアを行う際の問題点についてお伝えしたい。 まず、ボランティアをしようとするNPOがどのような社会課題に取り組み、どのような事業を手掛けているのかを事前に把握せずにボランティアを行っているケースがある。 本業のビジネスであれば、協業パートナーについて事前に調べを怠ることはないだろう。ひょっとした
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