半年ほど前からP協会の広報のお手伝いをさせていただいている。フランスで行われた科学研究の成果を日本語で紹介するのがその役目である。今回はカネッティ三兄弟の名前を冠した賞 (結核研究に授与される) を受賞した研究の紹介であるが、その中にカネッティ兄弟についてのお話も出ていた。 エリアス、ジャック、ジョルジュの兄弟はスペイン系ユダヤ人家庭にブルガリアで生まれ、それぞれ文学、文化、科学という異なった分野で大きな足跡を残した。ということなので知る人ぞ知る兄弟のようだが、私にとっては初めての名前。興味を持って読んだ。 彼らの両親ジャックとマチルダ・カネッティはジョルジュが生まれてからブルガリアを離れ、イギリスのマンチェスターに移住する。1912年に父親が心筋梗塞で亡くなる。その時マチルダはまだ28歳。息子たちにドイツ語を学ばせるため、1913年からウィーン、チューリッヒ、ローザンヌ、フランクフルト、
鴎座サイトの「dialogue」をきっかけに、RE=Iさんを中心にして、サミュエル・ベケットの間について、考察し、語りあうための「間」(room)です。どうかお気軽にコメントにご参加下さい。 戯曲と舞台の間 約1年間、このブログを読みに来てくださいましてありがとうございました。 RE=I(或いは私)は、この辺で筆サシオキのご勘弁をお願い致します。 私自身は、とくにベケットの研究家でもなく、愛読者という程の者でもなく、まして演劇のことなど殆ど勉強したこともない、たんなる、正真正銘のずぶの素人の観客に過ぎませんでした。今もそうです。 そんな私に、このような機会を与えてくださった、この『鴎座』のご主人である演出家・劇作家の佐藤信氏に、深く感謝の意を表します。 日本におけるサミュエル・ベケット生誕100年記念の行事は、この12月7日(木)学習院大学におけるフランス人演出家ブリュノ・メサ氏の講演会『
こんにちは、松岡です。 今日は、市民青少年交流課の平野さんより、開高健記念アジア作家講演会*1に関してメッセージを頂きましたので、そちらを皆様にぜひ。 +++++++++++++++ こんにちは平野です。 多分、生きているうちに、行こうとも行くとも思っていなかったバングラデシュに、昨年の9月に講演会のコーディネーターの方と準備出張に行って来ました。 そもそも、タイより向こうには行ったことがない(職員としてはちょっと恥じ入るべきかもしれませんが)、南の方にはあまり行かない(これも・・・)私としては、「バングラデシュを知るための60章」なぞ図書館からお借りし、JICAの赴任情報やらをパラパラとめくりつつ、「こりゃあ(私的には)大変なところに行こうとしているかも知れん・・・」とビクビクしつつ、バンコクから飛行機に乗ったのでした。 空港に着いてみたら、長蛇の列の割には簡単な審査に拍子抜けし、空港出
こんにちは、松岡です。 ちょっと「間」があいてしまってすいません m(__)m 今日は、ジャパンファウンデーションとしては珍しい、国内各地で開催される講演会のお知らせです。 ジャパンファウンデーションは国内には4カ所事務所があるのですが、うち2カ所(日本語国際センターと関西国際センター)は日本語の研修施設で、京都支部も非常に規模が小さく、実質的に東京1カ所に機能が集中しているため、諸々の文化事業を東京だけではなく全国各地でも実施する機会が少ないのが現状なんです*1。 その中でもこの「開高健記念アジア作家講演会」は、毎回東京を含む国内数都市で開催されている、東京に住んでいなくてもジャパンファウンデーションの活動に触れていただける貴重なチャンスでもあるのです。 ではこの「開高健記念アジア作家講演会」とは。 1989年に亡くなられた開高健氏のご遺族から寄せられた志をもとに、1990年より「アジア
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