テクノ・ミュージックの源流のひとつであり、現代音楽やプログレッシヴ・ロックなどにも大きな影響を与え続けてきた、ドイツを代表するベテラン・バンド、タンジェリン・ドリーム。今年で結成40周年を迎えた彼らの最新作『Madcap's Flaming Duty』(写真)は、昨年7月に死去した元ピンク・フロイドのシド・バレットに捧げた作品となるようです。 本作は17、18世紀に英米の詩人によって書かれた詩を改作した歌詞に、中心人物であるエドガー・フローゼらが曲をつけたもの。シド・バレットへの直接的な関係は薄いようですが、エドガー・フローゼは声明で“シド・バレットに捧げる”と発表しています。ピンク・フロイドともバンド結成時期が近いなど、類似するところもあるタンジェリン・ドリームによる作品ですので、シド・バレット・ファンも注目してみてはいかがでしょうか? 発売はヨーロッパにて4月2日を予定しています。 ●