Ⅱ. 結婚という選択 - 若者たちの結婚離れを探る- 1. 結婚の意欲 結婚する意思をもつ未婚者は、9割弱で推移 いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は、近年わずかずつ減る傾向にあったが、今回の結果では前回調査(1997年)に引き続き9割弱となっており(表Ⅱ-1-1)、男性(総数)や女性の20歳代ではむしろわずかに上昇がみられ(図Ⅱ-1-1)、従来の減少傾向に歯止めがかかっている。生涯を独身で過ごすことを志向する未婚者(「一生結婚するつもりはない」)は、今回男女とも5%台にとどまっている。 結婚年齢にこだわらず、理想の相手を待つ未婚者が優勢 結婚する意思のある未婚者のうち、ある程度の年齢までには結婚したいと考える人は近年減少傾向にあり、逆に理想の相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわないと考える人が、男女とも前回調査(1997年)以降過半数になっている。しかし、今回の結果は前回とほぼ同