量的金融緩和の解除は日本経済を再び冷え込ませる / SAFETY JAPAN [森永 卓郎氏] / 日経BP社第23回 量的金融緩和の解除は日本経済を再び冷え込ませる ～日銀は重度のインフレ恐怖症にとりつかれている～ 経済アナリスト 森永 卓郎氏 2006年3月20日 量的金融緩和の解除は、2000年８月のゼロ金利解除の二の舞になるか ３月９日、日本銀行の福井俊彦総裁は、2001年３月から続けてきた量的金融緩和の解除を決定した。 私はこの決定を意外に感じると同時に、せっかくここまで回復してきた日本経済に冷や水を浴びせかけるのではないかと不安に感じている。 量的緩和・福井日銀総裁会見 記者会見する日本銀行の福井俊彦総裁。机には多くのボイスレコーダー（音声記録装置）が置かれている（東京・日本橋本石町の日銀本店） （写真提供：時事通信社。なお同写真およびキャプションについて、時事通信の承諾なしに複製、改変、翻訳、転載、蓄積、頒布、販売、出版、放送、送信などを行うことは禁じられてい
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