無許可で客にダンスをさせたとして風俗営業法違反罪に問われた大阪市北区のクラブ「NOON」の元経営者、金光(かねみつ)正年被告(51)の判決が25日に大阪地裁で言い渡される。被告側は「規制対象となる享楽的なダンスはさせていない」などと無罪を主張。法廷の外ではクラブの規制撤廃を求める署名活動も広がり、地裁の判断が注目される。 金光被告は2012年4月4日夜、大阪府公安委員会の許可を受けずに同店の客にダンスや飲食をさせたとして逮捕・起訴された。 検察側は薄暗く音楽が流れる店内で「性風俗を乱すおそれがある享楽的なダンス」を客に踊らせていた場合、同法違反罪が成立すると主張。そこで、証人として出廷した当時の客4人に体の動きを言葉で細かく説明させた。