「あまちゃん」からつんく♂さん NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」。東日本大震災前の三陸と東京を舞台に、アキ(能年玲奈〈のうねんれな〉)の成長を描く。脚本はNHK初の宮藤官九郎。劇中に使われる驚きの表現「じぇ」は現実でも大ヒット。結末予想がネットで飛び交い、視聴率20%を超える日もあるほど好調だ。一体なぜ?。アイドル、脚本、音楽、ふるさとの四つの視点から人気の秘密を聞いた。(構成=江戸川夏樹) ■かわいいアイドル 明快に つんく♂(音楽家) 色の白さ、あどけなさ、14歳ぐらいにしかみえない。アキがただただカワイイ。そこが人気の理由なき理由なんじゃないかな。 景気が低迷したここ数年、アイドルに求められてきたのは癒やし。身近な存在であることが必須で、グループが基本。でも、卒業したり、入ったり、おっさんはもう識別すらできない。その点、「アキ」というアイドルの象徴が1人というのはわかりやす