庵野秀明さん、貞本義行さん、樋口真嗣さんを始め、後年「トップをねらえ!」「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」など数々の傑作を生み出す若き才能たちによって結成されたクリエイター集団・ガイナックス。山賀博之監督による「王立宇宙軍 オネアミスの翼」は、そんなガイナックスが手掛けた最初の長編アニメーション映画です。'87年の劇場公開以降、作り込まれたSF的世界観と等身大の若者像、クライマックスのロケット打ち上げシーンを筆頭とするインパクト大な作画で、長年に渡り世界中のアニメファンの心を強く捉え続けてきたこの作品が、この度、劇場公開から35周年を記念して、監督監修のもと、35mmマスターポジフィルムから4Kスキャン&4Kリマスターされました。今回の作業で何が変わったのか、そして、劇場でのリバイバル上映も決定している今作を、今、どんな人に届けたいのか。山賀監督に語っていただきました。 「