Virtual Machines では、オンプレミス(自社所有)環境と同じ要領で、仮想マシンのインスタンスを作成・利用できる。このため、オンプレミス環境と全く同じ感覚で利用を始めるケースが多い。 ここに、つまずきポイントが隠れている。Virtual Machines のインスタンスはいつ勝手に再起動されても文句をいえない(Virtual Machines のサービスレベルアグリーメント= SLA については後述する)。 オンプレミス環境では、業務に極力影響しない時間帯に仮想マシンを再起動するだろう。しかしAzure に限らずパブリッククラウドサービスでは一般に、基盤のメンテナンスはサービス事業者の都合で実施される。 Virtual Machines のインスタンスを1 台だけ使うような、冗長化していないシステムは、Azure 基盤のメンテナンスによって強制的に再起動が掛かると、その間は停止
![[Azure失敗と対策]仮想マシンが意図せず再起動される](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c0d1130c9a6aa15bc59facfaae07632e3ae0ffbf/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F16%2F041400085%2F041900006%2Fph01.jpg%3F20220512)