4月15日に開幕したリニューアル2年目の高円宮杯サッカーリーグU−18プレミアリーグ。初年度はJクラブ11、高校8、クラブユース1チーム(三菱養和SCユース)でスタートしたが、東日本・西日本ともにJクラブが上位を独占。高校勢が1校減って今季を迎えた。優れたタレントの大半がJクラブに進むようになった今、高校勢がプレミアに参戦し続けるのは非常に難しいテーマだ。Jクラブにはない費用負担の問題も抱えながら、彼らは生き残り策を必死に模索している。 高校側にとって、プレミアリーグの良い面、悪い面はどんなところにあるのか。毎年のようにプロ選手を輩出している流通経済大学付属柏高校の本田裕一郎監督に話を聞いた。 ■Jユースから「勝たなくてもいい」というムードが感じられた ――本田先生はプレミア元年だった昨季リーグ戦がスタートした直後、「Jユースと高校の実力差が大きすぎて、将来的には高校がいなくなってしまう