印刷 電動アシスト自転車の専用売り場。オートバイ売り場を改装し、幅広い客層でにぎわう=東京都大田区の荻山商会の店舗電動アシスト自転車と二輪車の販売台数の推移 ペダルをこぐ力を電動モーターで補う「電動アシスト自転車」の国内出荷台数が、2011年に初めて40万台を超えた。日本発の乗り物として世に出て20年弱。国内市場は年々拡大し、オートバイ(二輪車)の売れ行きに迫る勢いだ。機能向上に伴って、客層も広がっている。 東京都大田区の「オートサロン・オギヤマ」。昨秋、25年余りオートバイ専門だった3階建ての店舗を改装し、1階を電動アシスト自転車の専用売り場に変えた。200種類ものモデルをそろえ、週末には家族連れでにぎわう。 「軽くてデザインもいいので初めて買った」と主婦の猪股恵さん(41)。店を運営する荻山商会の荻山靖久社長は「かつてはお年寄りしか買わなかったが、通勤用に購入する男性も増えてきた