【後藤遼太】窓のブラインドを開けたり閉めたりするひもに乳幼児の首が絡まる事故が相次いでおり、死亡する事故も起きている。このため東京都は有識者らでつくる協議会を22日に設置し、事故防止対策の提言をまとめる。 日本小児科学会によると、九州で昨年11月、母親が大人用ベッドに生後6カ月の男児を寝かせていたところ、床に落ち、首にブラインドのひもが絡まっている状態で2時間後に見つかった。男児は窒息死したという。 都が総務省消防庁や消費者庁に類似例を問い合わせたところ、事故は2007〜13年に東京都などで4件あり、九州の死亡例1件のほか、一時意識不明も1件あった。学会によると、米国では06〜09年に死亡事故が5件あったという。 これを受け、都は業界団体や子育て支援団体、有識者らと協議会を設置。事故の再現実験や子育て家庭へのアンケートを踏まえて年度内に事故防止対策の提言をまとめる。業界の新たな規格づ