新馬が脱走した。園田・薮田辰巳厩舎のエナーキー(2歳牝馬)が8日午前7時30分ごろ、園田競馬2コーナー奥の出口から厩舎に帰ろうとしたときに、馬が急に逆走して落馬・放馬。馬場を1周半した後、検量室前から馬道へ移動、そのまま競馬場正門から一般道へ逃走した。 ちょうど原付きの単車で出勤してきた誘導馬担当員の女性(30)が機転を利かし追いかけた。担当厩務員(31)も、走って追いかけ、途中通りかかった知り合いの自転車を借りて追跡。同7時39分ごろ競馬場から400メートル南下した、尼崎市東園田3丁目付近で同馬を確保した。 住民からの通報でパトカーも出動。現場に着いたときには、すでに馬はつかまえられ、パトカーが先導、厩務員が手綱を引いて、競馬場まで徒歩で帰った。 同馬は、6日に入厩ばかりで環境に慣らしていく段階。デビューは最短で2カ月後ぐらいになるという。