僕は触手が大好きなので、当然いろいろと触手モノをいっぱい見てきた。 この本棚ではそういった、触手系の同人誌やら漫画やらアニメやらをぽつぽつ紹介できたらなーなんて思う。 で、これからそれをたくさんかたるにおいて、まずは「触手の源流」について、 ちょっとだけ述べておきたい。 触手といえば、不可避なのは「蛸と海女」である。巨匠葛飾北斎の手による図版は、 触手好ならたぶんもれなくみているといえるほどの勢いがある。 これ、SS(ショートストーリー付き)である。 ということで、あらためて、文章を見てみなければ、この作品にこめた北斎の意図がつかめないだろう。 【原文】 「親蛸」「子蛸」としたのは、この蛸の間に「親分・子分」 の任侠的関連性があるため。 親蛸:いつぞハいつぞハとねらいすましてゐたかいがあつて、けふといふけふ、とうとうとらまへたア。てもむつくりとしたいいぼぼだ。 いもよりハなをこうぶつだ