絵描き歌って面白いな、と最近、あらためて思った。きっかけは、当サイトでの部活動「消しゴムはんこ部」で絵描き歌シリーズを彫ったときだ。「2-ちゃんが 3円もらって…」「棒がいっぽんあったとさ…」などと実に適当な、描画に貢献してない歌詞。それが、妙に記憶に残る。 しかも、できあがった絵は、実利をほとんど伴わない、のんきなものばかりだ。そこがいい。まあ、歌いながら仕上げるような絵だからな。 どうにものんきさの否めない絵描き歌だが、実生活に少しでも応用できないものだろうか。いや応用できなくても、もうちょっと現実性を加えてみたい。絵描き歌ルネッサンスの胎動を感じろ。 (乙幡 啓子) 絵描き歌序論 絵描き歌について、私などが今さら「絵描き歌とはなんぞ」と定義するのも気が引ける。 しかし、この記事を書くにあたって、ひとつ指針となるものをはっきりさせたく、よって世間によく知られている絵描き歌を分析してみた