(CNN) 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)」は27日、アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)の北東部で、反政府組織「神の抵抗軍(LRA)」が昨年末、少なくとも民間人321人を殺害、女性ら250人を拉致したとの報告書を発表した。 連れ去られた者には少なくとも子供80人が含まれる。報告書によると、この虐殺が起きたのは昨年12月14日から同17日までで、少なくとも10カ所の村落を襲撃。斧(おの)、なた、大型の木製棒などで惨殺したという。犠牲者には3歳の女児もいる。 被害から逃れた村民によると、拉致された子供は、命令に背かない子供を殺害するよう強制されているともいう。HRWは、LRAによる23年間の武装闘争で、昨年末の虐殺は最悪規模と非難。数カ月も表面化しなかったことについて同国、ウガンダ両政府の責任にも言及している。 同時に、コンゴ民主共和国北東部に展開する国連