前々回のあらすじ: 砕け散るエフェクトを作った。 ……それはよいのだが、いかんせんやっつけ仕事だったため、砕け散る破片の形状生成がびっくりするほど適当だった。 もうちょっとうまく破片を作るために、今回は計算幾何のアルゴリズムの中でも比較的有名な Delaunay 分割に挑戦してみた。 まずはじめに、結果から示そう。 Delaunay 分割は、ランダムに与えられた点を結び、下のような無数の三角形を作る手法である。 さて。 Delaunay 三角分割法に関しては、Gary Bradski, Adrian Kaehler 著、松田 晃一 訳『詳解 OpenCV』にこんな解説がある。 Delaunay 三角分割法は、空間内の点を連結して三角形のグループにし、その三角形のすべての角に対する最小角度が最大になるようにするテクニックで、1934年に発明されました。 (中略) 与えられた任意の三角形の頂点
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