組み込み向け3DグラフィックスAPIの最新版「OpenGL ES 3.0」が登場 ―― デスクトップ向けグラフィックスを猛追する組み込みグラフィックス 大渕 栄作 OpenGL ES(OpenGL for Embedded Systems)は,携帯電話や携帯型ゲーム機,タブレット端末などの情報系組み込み機器を中心に普及している3Dコンピュータ・グラフィックス用APIの標準規格である.2012年8月には,最新版の「OpenGL ES 3.0」が発表された.ここでは3DグラフィックスIP(GPU)コア・ベンダの開発技術者であり,Khronos GroupによるOpenGL ESの標準化にもかかわっている著者が,OpenGL ES 3.0の概要について解説する.(Tech Village編集部) グラフィックス技術およびインタラクション技術に関する世界最大の学会/展示会である「SIGGRAPH