ガジェットを買う際に決め手となるのは何だろうか? スマートフォンのように、ある程度世の中に広まっているものの場合、「できない」「遅い」「使いにくい」といった、今抱えている不満を解消できるという点を重視する場合が多いだろう。一方、まだ定番が出ていない未知のジャンルでは、「ワクワクできそうだから」「何か面白そうだから」という気持ちからその製品を手に取るはずだ。 VRヘッドマウントディスプレイはまさに黎明(れいめい)期で、この10月13日にソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation VR」(以下、PS VR)が発売を迎えた。そして実物を「お迎え」してじっくり触れば触るほど、その「ワクワク」の期待感に応えてくれる素晴らしい製品ということも実感できた。 そもそもVRは何がスゴいのか、PS VRはどんな経緯をたどって発売を迎えたのかという話と合わせて、インプレッションをお